ペナルティ,ボイスオーバー翻訳,ほんやく検定
ペナルティ
「ペナルティ」とは、原文分節と翻訳メモリ内の翻訳とを比較する際の厳しさの基準を指し、通常、Translator’s Workbench の[翻訳メモリオプション]ダイアログ・ボックスの[ペナルティ]タブで設定する。
「異なる書式によるペナルティ」や「複数の訳文によるペナルティ」などがあり、数値を高くすると、より厳密に一致しないと100%マッチとは見なされなくなる。逆に数値を低くすれば、例えば書式の違いはあっても文章自体が同じであれば100%マッチと見なされるようになる。
ボイスオーバー翻訳
テレビ番組や海外取材結果、映画等の音声を、原語の音声(ボイス)をバックで流しつつ、他言語を重ねて(オーバーさせて)録音する翻訳することを「ボイスオーバー翻訳」という。
映像翻訳の中のひとつの分野であり、元の音声を消してしまう吹替翻訳とはその点で異なる。国内の「ボイスオーバー翻訳」のルールとして、出だしは原語の音声を優先させ、また終わりも原語の音声で終えるなどがあり、技術的にも「吹替翻訳」より高度なものが要求される。
ほんやく検定
社団法人日本翻訳連盟の実施する翻訳能力を検定するための試験を「ほんやく検定」という。
本検定は、4つの科目に分かれている(基礎レベル5級、基礎レベル4級、実用レベル英日翻訳、実用レベル日英翻訳)。認定レベルは基礎レベルは科目に従って5級、4級、実用レベルは3級から1級まで。
(出典 社団法人日本翻訳連盟。2006年 10月9日時点の情報)