HTML,EPS,DTP
HTML
Webページを記述するためのマークアップ言語で、文書の論理構造や表示の仕方などを記述することができる。W3Cによって標準化が行われており、大半のWebブラウザは標準でHTML文書の解釈・表示が行える。
HTMLはHyper Text Markup Languageの略で、この言語はブラウザ(Webページを閲覧するためのアプリケーションソフト(代表的なものにマイクロソフト社のInternet Explorerがある)に表示する文字列やファイル名を、「タグ」と呼ばれる印の間に記述する事によって、文字や画像の文書構造を定義する。また、テキストエディタにHTMLを記述して作成したものを「HTMLファイル」と呼ぶ。
EPS
EPS は、Encapsulated PostScriptの略で、ファイルの保存形式のひとつである。EPSファイルの記述はPostScriptを基に記述されている。EPSファイルはPostScriptベースなので安定性も非常に高く、DTPの業界では最も一般的な形式として扱われる。
印刷イメージなどの記述に使われるPostScriptで画像ファイルを構成するための形式で、ベクタデータとビットマップデータを組み合わせた画像を保存することができる。EPSファイルは他の画像形式と同じようにコンピュータ間で送受信したり文書編集ソフトで文書内に貼り付けたりすることができる。
DTP
DTP はDesktop publishingの略であるが、出版物の原稿作成や編集、デザイン、レイアウトなどの作業をコンピュータで行い、データを印刷所に持ち込んで出版することで、「机上出版」と訳されることもある。実際には版下の作成までをコンピュータで行うことが多い。文章や写真、図版などを組み合わせ、出版物のページ原稿を作成するソフトウェアを「DTPソフト」(Desktop Publishing Software)と呼び、画像編集ソフトなどと組み合わせてDTPの作業を行う。
近年のアップルコンピュータではDTPではなく「D&P(Design And Publishing)」という言葉を使っている。もっとも、今後オンライン出版やオンデマンド出版などが伸長してくると、本当の意味で卓上出版が可能となり、DTPという語のねじれは解消されていくものと考えられる。代表的なDTPソフト、システムに、Quark XPress 、InDesign 、PageMaker 、FrameMaker 、Illustrator 、EDICOLOR 、Edian 、Microsoft Publisherなどがある。